WX03はWiMAXの新端末!果たして評判はどうなのか??
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2016年12月に発売となった最新端末の「WX03(Speed Wi-Fi Next W03)」。
ほぼ無料で契約できる端末として、これまでは「WX02(2016年2月発売)」「W03(2016年6月発売)」が主流でした。
では、新規格として出てきたWX03のスペックや実際の使用感はどうなのでしょうか、まとめてご紹介いたします。
目次
WX03のスペックは??
まず、新端末「WX03」のスペックですが以下のようになっています。
商品名 | Speed Wi-Fi Next W03 |
---|---|
製造元 | NECプラットフォームズ株式会社 |
サイズ | W99×H62×W13.2mm(2.4インチ) |
重さ | 110g |
Wi-Fi規格 | IEEE802.11a/b/g/n/ac |
バッテリー容量 | 2890mAh(取り外し可) |
対応エリア | WiMAX2+対応エリア |
通信速度(下り最大) | 最大440Mbps |
通信速度(上り最大) | 最大30Mbps |
対応モード | ハイスピードモード |
連続待受時間 |
|
カラー | ホワイトゴールド・ディープブルー |
今までのWiMAX端末との比較
通信方式は変わった??
WX03は、前作WX02と比較して通信方式が変わっておりません。「WiMAX2+回線のみ」となっています。
LTE回線 |
WiMAX2+回線 |
|
---|---|---|
WX02 |
× |
〇 |
W03 |
〇 |
〇 |
WX03 |
× |
〇 |
WXシリーズは一貫してLTE回線が利用できません。
そのため、地方の田舎の場所では電波が通りにくい可能性が高いです。
その一方で、都会の込み入った場所での電波の安定性には定評があります。
契約する際は必ず利用可能エリアを確認することをお勧めします。
回線速度は??
WiMAX2+エリアの各端末の通信速度
通信速度(下り最大) | 通信速度(上り最大) | |
---|---|---|
WX03 | 440Mbps | 30Mbps |
W03 | 370Mbps | 25Mbps |
WX02 | 220Mbps | 10Mbps |
回線速度に関しては、2016年2月発売の「WX02」や2016年6月発売の「W03」を圧倒しているWX03(2016年12月発売)。
WX02やW03の通信速度は「ハイスピードモード(WiMAX2+回線エリア)」と「ハイスピードエリアモード(au4GLTE回線エリア)」を合わせた速度になっています。
いかにWX03が早く、安定した回線になっているかが分かります。
持ち運びできるモバイルルーターとしてこの速度が出ると、安心してインターネットができますね。
バッテリーの持ちは??
バッテリー容量 | 連続待受時間
(リモート) |
連続待受時間
(ウェイティング) |
|
---|---|---|---|
WX03 | 2890mAh | 1100時間 | 45時間 |
W03 | 3000mAh | 1040時間 | 45時間 |
WX02 | 2500mAh | 650時間 | 35時間 |
また、各端末のバッテリー容量に関してですが、WX02では2500mAhだったのに対し、WX03では2890mAhになっています。
W03の3000mAhと比べるとバッテリー容量は減っていますが、「連続待受時間」がリモート時は1100時間と上回り、ウェイティングは45時間と変わらず。
さらにWX03はバッテリーの取り外しが可能になったため、バッテリーのストックができるので、持ち運びの際も長時間使用することができそうです。
WX03の特徴は??
WX03の主な特徴は4つあります。
通信速度が最大440Mbps(下り)を実現
WX03の主な特徴として、ホームページを確認すると4つの大きな変化が見られます。
大きな特徴の1つは通信速度が過去最高の440Mbps(下り)になったことですね。
これは複数のデーターを同時に送受信する「4×4MIMO」、複数の帯域を同時に利用できる「キャリアアグリゲーション」に対応したモデルだからと言えます。
4×4MIMOとキャリアアグリケーションを簡単に説明します。
4×4MIMO
基地局側と端末側にそれぞれ4本のアンテナを配置することで高速化が可能になった。
これまでアンテナの数は1本×1本でしたが、基地局と端末側で4本×4本にしたことにより高速で安定した回線を利用できるようになりました。
キャリアアグリケーション
キャリアアグリケーションとは電波を束ねることでこれまでよりも回線の速度に速さ&安定性をもたらす技術です。
上記のような仕組みになっています。
110Mbpsの電波を2つに束ねて利用するので、110Mbps×2=220Mbpsの速度の回線を使うことができます。
また、電波を束ねることで、何かトラブルがあり片方の回線がダメになっても安心できますね。
2.4インチのタッチパネル操作
また、WX03では新たに「タッチパネル方式」を採用していて、これはW03やWX02ではなかった機能です。
2.4インチの液晶ディスプレイでスムーズなタッチ操作で、使いやすくなっています。
最大約12時間の大容量バッテリー
バッテリーの進化により、質量はわずか110gなのに対しバッテリー容量は2890mAhと大容量。
連続通信時間は「最大約12時間」と長時間の持ち運びでの通信を楽しめます。
これまでWiMAXはバッテリーに難がありましたが、これれでバッテリー持ちを心配する必要がなさそうです。
wx01のバッテリーがとうとう2時間しかもたなくなった。
— すずのすけ (@suzu803) 2017年1月1日
見た目ももうパンパンで、無理かもしれない。#wimax
「クレードル拡張アンテナ」で室内でも高速通信
あらゆる方向から電波をキャッチする「クレードル装置」付属で、3直交偏波アンテナへと変貌。
電波が強力で部屋の隅々でもしっかり速度が出るようになります。
同時接続台数も10台となっているので、自宅で使用する時もこれ1台でOKです。
ただし、プロバイダ経由でWiMAXに契約する際にクレードルをセットで契約するとキャッシュバック額がやや下がります。
関連:WiMAXのクレードルとは??クレードルはあったほうが絶対いいのか??
クレードルは「必須か否か!?」と聞かれたら、「正直、必須のものではない」と答えておきます。
クレードルに挿して利用した方が速度が出やすいですが、WiMAXのメリットは外で利用することです。
家に別の固定回線がある方には不必要かもしれませんね。固定回線がない人だけクレードルセットで契約しましょう。
WX03のデメリット
WX03のデメリットは「LTE回線が利用できない点」です。
LTE回線とは、auが提供している(wimaxを提供しているのKDDIグループのUQコミュニケーションズ)回線となっており、非常に幅広いエリアで安定して使うことができる回線です。
WiMAXのデメリットは「地方エリアで接続がしにくい点」です。
そのため、出張や旅行の際に、山奥だと電波が届かないことが多々あります。
その時に上記で説明したauのLTE回線は安定性があるため非常に役に立ちます。
WX03にはこのLTE回線がなく、少し前に販売されたW03はLTE回線があります。
地方でも安定した回線を利用したいのであれば、W03の方をお勧めします。
関連:WiMAXの最新端末W03のレビュー!果たしてスペックは??
*ただ、WiMAXのエリアそのものも近頃拡大していっており、「LTE回線が必要ないのでは??」と感じるほどWiMAXのエリアの幅が広がりました。
WX03の口コミ、評判は??
2016年12月と、最近販売されたWX03ですが、現在、非常に高評価を受けています。
WX03をUSB接続でスピードテスト。室内でもはやいはやい pic.twitter.com/AvgmSGIxwx
— おけゃん (@okyn0407) 2016年12月23日
WX03瞬時最高252Mbps(8~10秒付近左上) pic.twitter.com/B0bIF3Ww9c
— rym20@さわやか欠乏症 (@rym20t) 2016年12月13日
口コミを見る限り、「超速い」ですね。
今までwimaxはエリアによっては遅いという口コミもありましたがWX03に変わってからまさに「爆速」といった速度に変わりました。
Twitterの評判を見ての通り200Mbps~300Mbps程度は出ています。
これなら強くオススメできますね。
まとめ
WX03は2016年最後の新端末として発売されましたが、同年発売のW03やWX02と比べて主に通信速度やバッテリーの進化が見られました。
自宅での快適な使用や持ち運びの配慮が見られ、より安心した通信ができそうですね。
まだ発売したばかりということで口コミなどは出ていませんが、これからの主流のモバイルルーターになることは間違いなさそうです。
今後の追加情報に注目して、随時更新をしていこうと思います。
【追記】WX03を実際に利用してみた
今回、実際にWX03に契約して利用してみました。
このようなパッケージで送られてきました。
箱を開けてみました。
中身はこのようになっています。
こちらが端末になっています。
実際にスピードを測定してみた
実際にWX03の速度を測定してみました。
結果は1.74Mbps~5.65MbpsMbpsという速度になりました。
その後、何回か測定した結果、平均速度が5~10Mbpsbps前後の速度が出るようになりました。
実測値としては・・・やや遅いかなといったところ。
実際にWX03を利用してみた
実際に利用してみたところ、LINEやTwitterをはじめとしたSNSは全然普通に利用できました。
動画も高画質の動画まで一切止まらずに視聴できる感じです。
試しにディズニーの超高画質コンテンツ(2160P)を再生しても全く止まることなく再生できましたので、大概の動画コンテンツは問題なく再生できるようです。
バッテリー
バッテリーは
- ハイパフォーマンスモード
- ノーマルモード
- エコモード
この3つのモードがあるのですが、ハイパフォーマンスモードでもほぼ丸一日持ちました。
エコモードなら2日間くらいは余裕で使えますね。
まとめ
以上がWX03のレビューとなります。
画面タッチもサクサクと利用でき、今のところ何ら不便なくネット接続できる一方で、現在は最新端末であるW04が販売されており、そちらの方が速度に安定感があります。
現在ならばW04を利用することをおすすめします。
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