WiMAXでパラポラアンテナを作ると速度が速くなるのか実験してみた

「WiMAXが繋がりにくいときはパラポラアンテナを作ると接続具合が良くなる！」

「パラポラアンテナを使うと電波が効率よく集まりやすい」

などなどWiMAXはパラポラアンテナを作ることによって接続が良くなるという都市伝説（？）のようなことをよく聞きますが、本当なのか今回はガチで検証してみました。

何故、パラポラアンテナを使うとWiMAXの通信速度が速くなるといわrているのか??

実はパラポラアンテナを使うことによって、パラポラ（放物線上）の真ん中に電波が反射して集まるので、電波を効率よく集めることができます。
そのためWiMAXとパラポラを組み合わせれば、接続状況が良くなり電波が速くなるといわれています。

参照:広島市こども文化科学館

実際にWiMAXうをパラポラアンテナを使って実験しているブログ・サイトもたくさんあって「速度が速くなった！」という結論を出している方も多いので恐らく本当に早くなるんだろ思います。

実際にGMOとくとくBBの公式YoutubeでもパラポラアンテナでWiMAXの速度が速くなるかどうかの実験を行っています。

そこで、今回は「WiMAXを自宅で利用していて、接続が遅くなった時に簡易パラポラアンテナを使ってみる」という想定の元実験してみました。

WiMAXのパラポラアンテナを使って回線速度を上げる実験

用意するもの

• ボール
• まな板スタンド
• WiMAX

最終的にこのようにしてボールの中心にWiMAXが来るように設定します。

それでは実際に速度を図ってみました。

実験の仕方

実験の仕方はいたって簡単、何もせずにWiMAXの回線速度を5回測ったあと、パラポラアンテナを使って5回速度を図って速度の比較をするだけです。
非常に簡単な実験となりますが、果たしてどっちの回線速度の方が速いのでしょうか??

普通にWiMAXの速度を図ってみました。

スマホアプリ「Speedtest」を使って図ってみました。

パラポラアンテナを使って速度を測ってみた

結果、少しパラポラアンテナの方が速いという結果になりました。
ただ、途中でWiMAX回線がWiMAX2+回線に切り替わってしまったので、これがパラポラアンテナの効果かどうかちょっとわかりにくい結果になりました。

その後何度もパラポラアンテナバージョンと普通バージョンで計測しましたが特に大きな差は感じられませんでした。

また、アルミホイルをまくとパラポラアンテナの効果が上がるということで試してみました。

アルミホイルパラポラアンテナ

アルミホイル付けているのと付けていないのは、少し差が出ました。
噂通り、アルミホイルを付けたほうが若干速度が速くなりました。

ただ、正直、大差はないかな・・・という感じです。

本格的にパラポラアンテナとして毎日利用するなら、WiMAXのために料理用ボールとまた板スタンドを購入してパラポラアンテナを作るのはアリです。
ダイソーなどの100均に売っていますからね。

まとめ

パラポラアンテナの実験結果としては、噂ほど早くはなりませんでした。
しかし、微妙に速度が速くなったことは事実です。

毎日利用するなら自作パラポラアンテナを作ってみるのもいいかもしれません。

また、これからWiMAXに契約しようと思っている方の中には「パラポラアンテナがなきゃまともな速度が出ないのかなぁ」という疑問もお持ちの方もいると思います。

結論からいうと、「WiMAX2+の評判が悪い？？その理由とは！？」でも書きましたが、ここ最近は（2017年現在）パラポラアンテナがなくても比較的に安定した速度が出るようになりました。

ですからWiMAXに契約するときは安心して大丈夫です。

【追記】
GMOインターネットの公式Youtubeがさらに面白い実験を行っていました。
なんと、傘にアルミホイルを張り付けてWiMAXを使えば速度が速くなるといいう実験です。

ただし、2倍も3倍もはやくなるわけではなく、数Mbps早くなる程度です。

コチラがその時の様子になります。

動画では7Mbps→10Mbpsまで上がっています。