WiMAXの最新端末WX04のレビュー!口コミ評判はどうなの?
ツイート2017年11月1日より発売開始となったSpeed Wi-Fi NEXT WX04。
前モデルWX03の評判が比較的良かったため、後継機種となるWX04にも大きな期待がかかりますが、実際のところどうなのでしょうか?
今回はWX04のスペックや特徴を紹介すると同時に、これまでのWiMAX端末と比較して本当におすすめできるルーターなのかについても見ていきたいと思います。
目次
WX04のスペックは?
まずはスペックからです。
Speed Wi-Fi NEXT WX04はアクアブルーとクリアホワイトの2色展開となっています。
スペック詳細は以下の通りです。
商品名 |
Speed Wi-Fi NEXT WX04 |
---|---|
製造元 |
NECプラットフォームズ株式会社 |
最大速度 |
440Mbps |
サイズ |
約111(W)×62(H)×13.3(D)mm |
質量 |
128g |
通信可能時間 |
最大13.8時間(830分) |
これまでのWiMAX端末と比較
これまで発売されたWiMAX端末と比較してみました。
バッテリー容量や連続通信時間など、性能は全体的にパワーアップしていることがわかりますね。
では、続いてWX04の特徴を見ていきましょう。
WX04の特徴は?
WX04の大きな特徴は、以下の4つです。
WX04の特徴
- WXシリーズ初の4GLTE対応モデル
- 最大通信速度440Mbps
- ビームフォーミング機能を搭載
- 3,200mAhの大容量バッテリー
WXシリーズ初の4GLTE対応モデル
WiMAX端末には大きく分けて、WシリーズとWXシリーズの2シリーズがあります。
これまでの2シリーズは、
- Wシリーズ…WiMAX2+とau 4G LTE回線を利用可能
- WXシリーズ…WiMAX2+のみ利用可能
とそれぞれ分かれていたのですが、WX04はWXシリーズ初のau 4GLTE回線も利用できるモデルです。
au 4GLTEは人口カバー率99%超えを誇る回線のため、WiMAX2+に対応していないエリアでも快適に利用することができます。
実際に私もWiMAXのW04を利用していますが、時々、WiMAX2+回線が非常に不安定になることがあります。
しかし、そんなときにauの携帯と同じ回線である「LTE回線」を使うことによってまるで家で光回線を使っているような安定感がでましたね。
個人的にこれまでのWX02、WX03といった「WXシリーズ」はLTE回線が搭載されていなかったため、当サイトではお勧めするのを控えていた状態でした。
しかし、今回のWX04はLTE回線がしっかり搭載されているため、回線の安定感がバツグンになったはずです。
よってLTE回線が使える分、今回のWX04は性能自体はかなり良いんじゃないかなというのが個人的な意見です。
とはいえ、WX04は機能面以外のところでかなり大きいデメリットがあるため、今この段階だと正直、おすすめはできかねないかなというのが個人的な意見です。
機能面は良いんですけどね、、、。
最大通信速度440Mbps
WX04の最大通信速度は、440Mbpsです。
前モデルのW04は590Mbpsでしたが、それよりもやや低めの数値となっています。
ただし、W04はソフトウェアの更新によりスピードアップされたので、WX04も同様に590Mbpsまで引き上げられる可能性はあるでしょう。
また、WX04では新たにハイスピードモードとハイスピードプラスモードを簡単に切り替えられる「ワンタイムHS+Aボタン」が搭載されているのも特徴です。
これはハイスピードモードの切り忘れが原因で、「知らないうちに大量の通信をしていた…」という事態を防ぐための機能です。
この機能を利用すると、通信が終了した時点で自動的に通常モードに切り替えてくれるので、イチイチ手動でオン・オフする手間も省くことができます。
ビームフォーミング機能を搭載
現時点で通信速度に関してはW04がひとつ上をいっていますが、WX04にはモバイルルーター史上初となる「ビームフォーミング機能」が搭載されています。
ビームフォーミング機能とは、通常360度均等に放射している電波を、特定の方向に集中して飛ばす機能です。
光回線の無線LANルーターにはビームフォーミング機能が搭載されているものもありますが、モバイルルーターではWX04が初搭載となります。
発売元のUQ Communicationsによると、ビームフォーミングありのルーターは実効速度が最大20%アップし、壁や障害物越しでもより快適に通信ができるといいます。
またWX04はWX03と同様、拡張アンテナを搭載した専用クレードルも用意されているので、併せて利用することでさらに安定した通信も可能です。
3,200mAhの大容量バッテリー
WX04はWiMAX史上最大級のバッテリーを搭載しています。
- W03→3000mAh
- WX03→2890mAh
- W04→2750mAh
- WX04→3250mAh
前モデルのW04はもちろん、バッテリー持ちが良いと定評のあったW03も凌ぐ容量となっており、最大で13時間以上の連続通信が可能です。
これだけ大容量であれば、外出先で充電しなくても丸一日はしっかり持ちますね。
WX04のデメリットは?
WX04は、これまで発売されたモバイルルーターの中でも高スペックのモデルと言えるでしょう。
通信の安定性、バッテリー持ちこの2点に関しては文句のつけようがありません。
しかし、どうしても現時点でオススメはできません。
理由は以下2点です。
WX04のデメリット
- 3年契約が中心
- キャッシュバックが少ない
3年契約が中心
モバイルルーターの契約期間は2年間が主流ですが、WX04の場合、ほとんどのプロバイダが契約期間を3年としています。
それに対してWiMAXでは毎年新モバイルルーターを発売しているため、契約から3年経つと3世代も昔のモデルになってしまいます。
今後、ますます技術が進歩してもっと良い端末が登場するのは間違いないはずなのに3年契約にしてしまうのはもったいなすぎます。
だって、今買った端末を「途中で解約したら高額な解約金が取られるから」という理由で3年契約にするのはちょっとバカバカしいんじゃないかな・・・って思いますね。
個人的にはこの3年契約の部分が非常にネックになっているので、現状WX04はおすすめできないというのが私の結論です。
ほとんど性能が変わらないW04を2年契約で契約して、2年後に乗り換える方が間違いなく得しますよ!
ただし「もし新しい端末が出たら解約金払ってどんどん乗り換えていくぜ!」というタイプの方なら3年契約を受け入れてWX04に契約するならそれはそれでありなのかなとは思いますけどね。
キャッシュバックが少ない
最新端末のWX04のキャッシュバック額は、プロバイダによっては前モデルW04よりもやや下がる可能性があります。
たとえば、GMOとくとくBBでW04を契約した場合は30000円前後のキャッシュバックをもらえます(当サイト限定)が、WX04を契約した場合は27,900円です。
最新モデルのためキャッシュバック額が少なくなるのはしょうがないのですが、5,000円の差は人によっては大きいと感じるかもしれません。
WX04の口コミ・評判
それでは、最後にWX04の口コミを見ていきたいと思います。
WX04だが、3日程度連続で動かして見たが、突然再起動とかって事もなく、普通に動いた。特に問題無い。
— Kanji Okada (@okada_k) 2017年11月10日
「WX04」使用三日目。6G程度使いましたが、異常なし。それでも恐怖の初期ロット、まだまだ安心は出来ない。 pic.twitter.com/J5menlksOv
— みなと (@watercreator117) 2017年11月7日
出典:価格.com
まだ発売されて間もないため十分な量の口コミではありませんが、快適に使用できているといった意見が見られました。
出典:価格.com
WX04、どうも不安定な気がするな・・・。スマートフォン、ルータ共にアイコン表示は正常だけど、通信できない現象が今日だけで二回。ともに再起動で復帰。安定版ファームが出るまで待てばよかったかな・・・。
— Tatsuya Kazuno (@tkazuno) 2017年11月10日
ただし、現在発売されているモデルは初期ロットのためか、通信が安定しないという意見もありました。
今後ファームウェアがアップデートされれば改善されると思いますが、このあたりは今後も注視していきたいと思います。
まとめ
WX04のスペックは、従来のWiMAXの中でも電池容量が多く、WXシリーズの中で唯一LTE回線が利用できるので性能面は歴代最高クラスと言えるのは間違いないです。
ただし、ネックなのが「3年契約」という点。
3年契約を選ぶくらいならW04を選んで2年契約にした方が賢いのではないかな・・・というのが私の意見ですね。
それでも3年契約でいいのでWX04を使ってみたいなという人は「GMOとくとくBB」経由で契約したらいいんじゃないかなって思いますね。
- 3年契約でもOK
- 最新端末を使いたい
上記のような方は、WX04を選んでみてもいいでしょう。
反対に、
- 2年契約がいい
- なるべくたくさんのキャッシュバックが欲しい
- 最大通信速度にこだわる
上記のような方にはW04をおすすめします。
ただしWX04は発売から間もなく、実際の口コミ等も少ないため、中には不安を感じている方も多いと思います。
そこで、当サイトでは後日使ってみた感想やレビューも記載していく予定なので、ぜひそちらも併せて参考にしてみてください。
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